六甲山がミュージアムに 大自然と現代美術味わって(産経新聞)

 六甲山のレジャー施設を運営する阪神総合レジャー(大阪市福島区)が今秋、六甲山上に現代美術作品を集めたイベントを初めて開催する。アート作品を巡りながら六甲山の自然を楽しむ“山上ミュージアム”構想で、イベント効果で来場者数で3万人増をめざす。

 イベントは9月18日から11月23日の予定で、現代美術アーティストが自然の中で作品を制作し、展示する。近く、出品作家を公募する。会場は六甲山上で同社が運営する六甲山カンツリーハウス▽六甲高山植物園▽ホール・オブ・ホールズ六甲▽六甲ガーデンテラスなどの施設やその周辺の広いエリアを想定、来場者は施設共通チケットを購入し回遊する仕組みだ。また、10月からは夜間にライトアップして集客を図る。

 六甲山は国立公園のため、イベントで展示した作品の恒久設置はできないが、同社は来年以降もアートイベントを企画して六甲山のイメージアップにつなげたい考えだ。

 神戸市によると、六甲山と摩耶山を含む六甲・摩耶エリアの観光客数は、平成4年の837万人をピークに徐々に減少。阪神淡路大震災でさらに打撃を受け、近年は500万人前後で推移している。六甲山にある阪神総合レジャーの施設は、年間約100万人が利用しており、同社は9〜11月のイベント期間中に、来場者数の1割増を見込んでおり、33万人を目標に掲げている。

 近年、香川県直島町のベネッセアートサイト直島(ベネッセホールディングスなど運営)に代表される自然を生かした現代美術展が人気を博していることから、阪神総合レジャーはアートイベントで新たな魅力を発信し、来場者増に期待を寄せている。

 六甲山上では7月、若手建築家の三分一博志氏の設計で8年ぶりに新展望台がオープンする。葉脈をイメージして全体を覆う木製のフレームが特徴で、同社は「展望台もアート作品のひとつ。自然を生かしたアートイベントのシンボルにしたい」と意気込んでいる。

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